<被害対策シンポジウムと協働>

本日、長野県富士見町にて被害対策シンポジウムを開催しました。

町内のニホンザルの群れ分布状況から、協議会の取組み、町内の取組み、そしてニホンザル被害対策のポイントについて余すところ無く発表し、共有する機会となりました。甲斐けもの社中では協議会の運営支援ならびに、山本が本シンポジウムの基調講演、パネルディスカッションのコーディネーターをさせていただきました。

後半のパネルディスカッションでは、町役場、対策協議会のみならず、富士見高校の先生や電気柵関係でファーム信越さんも加わり、被害対策に必要な協力体制について活発な意見交換ができました。

地元集落からは高校生との協働で誘引の柿の収穫(http://www.nagano-c.ed.jp/fuji…/engei/20131210/20131210.html)や電気柵実験圃場の話も持ち上がり、それを電気柵設置管理のプロであるファーム信越さんの協力提案もあり、来年度のモデル集落の展開も生まれてきました。

甲斐けもの社中では特に最近は獣害対策に必要なのは一点突破であると考えています。効果の薄い対策を市町村内全域にふわっとやるのではなく、まずは一つの集落で被害対策の成功事例をきちんと作ることが必要であると考えています。

そのためには地域内の多様な関与も必要です。地域住民だけのノルマ的な対策を惰性で続けるのではなく、学生であれば地域学習や研究に、企業であれば実証や新規開発に、観光客であれば非日常の自然体験活動に、一つのフィールドを多様に活用することが重要です。言うなれば、獣害対策そのものが地域資源にも成り得ると考えています。

そうやって得られた経験、ノウハウを、そのモデル集落を見に来て話を聞いてもらうことで頒布してもらい、その先の集落でまたそこに合うようにアレンジを加える事で次の対策ができてきます。また、その際には対策のPDCAサイクルを忘れてはいけません。

今回のシンポジウムではプレーヤーが揃ったことでこのような実のある議論をすることができました。今後の展開が非常に楽しみです。

今回事例報告や技術紹介でご協力いただいた、長野県立富士見高等学校様(http://www.nagano-c.ed.jp/fujimiko/)、ファーム信越様、ファームエイジ様(http://www.farmage.co.jp/)には改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。