依頼があり、とある山沿いの柵を調査しています。
手入れが行き届かずかなり劣化した大規模柵、しかも扉も破損すると、どうなるか。
カメラを置いた結果、サル、シカ、イノシシ、みんな扉を押しあけて入ってきていました。
なんとサルは扉の狭い隙間を背中で押し広げるように侵入を試みていました。(上部の電気部分は無通電状態ではありますが。)
獣害対策では、大規模柵を集落の周囲に張ることばかりが先行している事例が多くあります。ただ、人の目に触れないそこで起こっている事実は知られていません。
柵を設置したら、そこからがスタートです。
だからこそ、効果のある柵を、管理の目が届く範囲で(もしくは届くように見通しよく)配置しなければなりません。つまり、施工時に「けもの目線(生態や身体能力)」、そして「地域の目線(管理体制)」の2つの目線が重要です。
けものたちに境界線を教えるのは人間の役割です。線を引いただけでは理解してもらえません。そこに線があることを機能と管理で人の日常で示してこそ、防除の第一歩です。
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